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海に眠るダイヤモンド:ドラマの魅力と長崎・端島の魅力

まりん
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きょうは建国記念日で仕事がお休み。
なので、ゆっくり長崎放送の「Pint」という番組をみていました。
「ありがとう海に眠るダイヤモンド」と題して、昨年放送された日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の脚本家:野木亜紀子さん、監督:塚原あゆ子さん、プロデューサー:新井順子さんへのインタビューが放送されていました。

昨年は本当にドラマにはまっていました。
2月12日までランタンフェスティバルということもあって、多くの方に長崎においでいただいています。
中には「海に眠るダイヤモンド」のドラマに感動して軍艦島クルーズに参加したいと来崎されている方もいらっしゃいます。

「海に眠るダイヤモンド」とは?

多くの人々を魅了したドラマ「海に眠るダイヤモンド」。
美しい映像と緻密なストーリー展開、そして魅力的なキャスト陣によって、放送開始からすぐに話題を集めました。

このドラマは、長崎県の端島(軍艦島)を舞台にしたミステリー・ヒューマンドラマであり、歴史の影に隠された秘密と、それを解き明かす主人公たちの姿を描いています。
端島の廃墟のような独特な景観と、そこに秘められた過去が、視聴者を物語の世界へと引き込んでいきます。

では、なぜこのドラマがこれほどまでに人気を博しているのでしょうか?
その魅力を深掘りしていきましょう。

圧巻の映像美と端島のリアルな描写

「海に眠るダイヤモンド」は、ロケーション選びにもこだわっています。

長崎新地中華街、浦上天主堂、長崎水辺の森公園、常盤ターミナルなど他のドラマや映画で目にした方も多いでしょう。

実際端島では長期の撮影が難しく、端島のシーンの多くはオープンセットで撮影されています。とはいえ、リアルな風景だけで撮影するのにも限界があるため、VFX技術も使用されています。

端島は、かつて炭鉱の町として栄えたものの、1974年に閉山し、現在は無人島となっています。
その独特の廃墟美は世界的にも有名であり、ユネスコの世界文化遺産にも登録されました。

ドラマでは、この島の歴史的背景を活かしながら、幻想的な映像美とともに、端島の魅力を最大限に引き出しています。
視聴者は、まるで自分自身が島を訪れているかのような没入感を味わうことができるのです。

心揺さぶるストーリー

このドラマのもう一つの魅力は、ストーリーの深さにあります。

BSテレビの日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島(軍艦島)と現代の東京を舞台に、70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語を描いた作品です。

主演の神木隆之介さんは、1950年代の端島に生きる明るく真っ直ぐな性格の鉄平と、現代の東京で夢も希望もやる気もなく無気力で刹那的なホストの玲央という、正反対の二役に初挑戦しています。

本作は、戦後復興期から高度経済成長期の「何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代」における家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡ぎつつ、現代の「一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代」を描き、過去から現代に通じる希望を見つけ出す、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントとなっています。

このように、『海に眠るダイヤモンド』は、端島という特殊な土地を舞台に、故郷への誇りや恋人や友達・家族への愛など、普遍的な感情を描き、人間賛歌のような物語として、多くの視聴者の心を捉えています。

過去と現在が交錯しながら進むストーリー展開は、視聴者に驚きと感動を与え、目が離せなくなる展開となっています。

特に、登場人物たちの葛藤や人間ドラマの描写が丁寧に作り込まれており、深いメッセージ性を持った作品となっているのも魅力の一つです。

人気の高まりと端島観光ブーム

ドラマの人気が高まるにつれて、長崎県の端島への関心も急上昇。
実際に「海に眠るダイヤモンド」のロケ地巡りを目的とした「聖地巡礼ツアー」も注目されています。

特に、長崎港から出航する「端島クルーズ」が今、大変な人気を集めています。
軍艦島の周囲を巡るだけでなく、上陸ツアーでは実際に島の廃墟を歩きながら、ガイドの説明を聞くことができます。

ドラマの影響もあり、「あのシーンの場所を訪れたい!」というファンが増えており、SNSでは実際に端島を訪れた人々の写真や感想が多く投稿されています。

端島の歴史とロマン

端島は、明治時代から昭和の高度経済成長期にかけて、日本の炭鉱産業を支えた島でした。
一時は「東洋のマンハッタン」とも呼ばれ、約5,000人もの人々が暮らしていたのです。

しかし、時代の流れとともに役割を終え、現在は無人島に。
そんな端島が、ドラマの舞台となることで新たな命を吹き込まれ、多くの人にその魅力が再認識されているのは、とても素晴らしいことではないでしょうか。

まとめ

「海に眠るダイヤモンド」は、美しい映像と心に響くストーリー、そして長崎の端島という魅力的な舞台によって、多くの人々を魅了し続けています。

このドラマを通じて、端島の歴史や文化に興味を持ち、実際に足を運ぶ人が増えているのは、長崎にとっても大きな意味を持つでしょう。

もし、あなたもこのドラマに心惹かれたなら、一度端島を訪れてみてはいかがでしょうか?

リアルな空気感の中で、ドラマの世界観を体験することで、また新たな発見があるかもしれません。

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