フワちゃん、そこに愛はあるのか?フワちゃん発言の影響
《本当にすみません 今ここで皆さんに報告することではないのですが、言っちゃいけないこと言って、傷つけてしまいました ご本人に直接謝ります》
お笑いタレントのフワちゃんが、X(旧ツイッター)で同じくお笑いタレントのやす子さんに対して不適切なコメントをしてしまったことを謝罪したようです。
やす子さんが「やす子オリンピック 生きてるだけで偉いので皆 優勝でーす」と投稿した際、フワちゃんが「予選敗退でーす」と暴言をコメントしたとされるスクリーンショットがSNS上に出回っています。
この投稿は現在確認できないものの、やす子さんが「とっても悲しい」と投稿した直後にフワちゃんが謝罪しました。
コメントの影響
テレビにラジオにと大活躍で、Xのフォロワー数が100万人以上を誇るフワちゃん。
もしフワちゃん本人がやす子さんに対して、実際にこのようなコメントしていたのならば、フワちゃんの今後に大きな影響の出る可能性があります。
早速これを受け、フワちゃんがパーソナリティーを務めるオールナイトニッポン0がXを更新し「昨日SNSにてパーソナリティによる不適切な投稿が確認できたため、休止致します」と5日深夜に予定されていた放送を休止することを報告しました。
フワちゃん自身も「昨日の私の不適切な投稿により、本日のラジオは休止となりました。私自身の投稿で、ご本人はもちろん、投稿を見た方々を深く傷付けてしまったことを心から後悔しています。本当に申し訳ありませんでした」と綴っています。
今後出演している、9月7日の『有吉の夏休み2024 密着77時間in Hawaii』(フジテレビ系)などの放送が控えています。
タレントの有吉弘行さんが気心の知れた仲間たちと夏休みを過ごす様子に密着する、毎夏恒例の同番組なのですが、その人気から放送は今回で12回目となります。その仲間の1人として、フワちゃんも番組に参加しているのです。
フワちゃんの問題で放送はしないということにはならないと思いますが、今回の炎上で大きく印象を悪化させたフワちゃんが出るのなら見たくないと思う人も出てくるかもしれません。
実際、ネットでは 様々な声があがっています。
《有吉の夏休み大好きだから楽しみにしてたのに、フワちゃん出てるんだよな〜〜フワちゃんのやす子ちゃんに対するアレ見たら、見たい気持ちが失せた》
《有吉の夏休み楽しみにしてたけど、フワちゃん出るのか…見たいのに見たくない》
《有吉の夏休み 来月放送よね?毎回楽しみなんだけど、フワ出るし観たくなくなる…》
《フワちゃん、大嫌いになりました。9月に放映される 【有吉の夏休み】での、有吉とのカラミは、好きだったけど、もう顔も見たくない》
遅刻や忘れ物で周囲に迷惑をかけたことをラジオでも話していたフワちゃん。
それでも、フワちゃんを見捨てることなく今年も番組に呼んでいた『有吉の夏休み』。
しかし、今度はフワちゃんは遅刻ではない形で迷惑をかけてしまったようです。
炎上は予想されていた?
長年の友人で、フワちゃんのブレイクにも一役買ったことで知られる指原莉乃さんが、’20年5月に発売されたムック『フワちゃん完全攻略本』の中でのフワちゃんと対談しています。その中の一言を思い出しました。
フワちゃんを知ったきっかけについて話している中で、「実際に会ってみてどうだったか」と聞かれた指原さんはこう答えています。
《絶妙なラインで生きている子だなって思った(笑)。英語を話せたり、気を使えたりと常識もあるんだけど、本質的にどこか欠けている部分があるから、いつか大炎上して終わると思う!》
まさに今回の騒動を言い当てていたかのような指原さんの言葉に、X上では衝撃を受ける声が次々とポストされています。
《流石さっしー》
《的確すぎる》
《指原さん、精度高すぎる》
《指原はやっぱりちゃんと千里眼あるなフワの事を見事に予言して当ててる、こりゃ芸能界も生き残って重宝されてくわけだ》
対談の中で、指原のこの発言に対して『サイアクの予言!!』と答えていたフワちゃんでしたが、的中してしまった今、何を思っているのでしょうか。
視聴者の反応
おそらくフワちゃん的には、おもしろ半分のノリでの投稿だったのかもしれないのですが、言われた方がどういう気持ちになるのか、想像できなかった行動はこれからのタレント活動に大きく影響が出るのではないかと思います。
フワちゃんの相手が誰であろうとも、歯に衣着せぬものの言い方であったり、通常私たちが思っていても言えないようなことを言ってのける芸風がおもしろいと感じる方もいらっしゃることでしょう。
芸風はタレントそれぞれなので、いろいろな方がいらっしゃるのは当然なのですが、ただ、おもしろければ、芸がうまければ何を言っても何をやってもいいのかというとそうではないと皆さん、考えていらっしゃると思います。
今回のことで、「これ、マジ?」「流石にえぐい」「最低すぎる」「アカウント間違えて投稿した?」「乗っ取りか」「やす子、謝罪は拒否してくれ」「怖すぎない…?」といったさまざまな反応がなされました。
相手が嫌な思いをするのではないかということを投稿の前にもう一度考えていただければなと思います。
ことばの怖さ
今回のフワちゃんに限らず、テレビをみていると時々苦しくなる時があります。
それは嫌だなと思える笑いです。つまり笑えない笑い、他人を傷つける笑いです。
これが芸なのか、芸と言えるのかと思うようなこともあります。
SNSについてもそうです。
純粋に笑えるものは楽しくていいのですが、「なぜ?」「ここまで?」と思えるような投稿や言葉の中に毒やナイフが仕込まれているような痛みを感じるものもあります。
ときに私たちは逆の立場に立ったらということを忘れがちです。
本人は悪気なく、カラッと言ったつもりなのでしょうが、受け取る人によって様々な感情が起きます。
お笑いタレントのやす子さんも今やテレビで見ない日がないくらいの売れっ子です。
お互い売れっ子のタレントなので、ライバル意識もあったのでしょう。
また、芸能人である以上、私たちが体験することのないようなストレスも日々感じていると思います。
疲れたり、またストレスが蓄積した中で投稿などをすると、思いもかけないことを言ったりしたりすることもあるかもしれません。
だからこそ、そういう時は投稿を控えてほしかったなと思います。
タレントは視聴者を楽しませたり、夢や感動を与えたり、ときには模範となり、社会に風を起こしたりする存在だったりします。それだけ影響力のある存在です。
もちろんタレントも生身の人間で様々な感情もあり、常に仕事のうえでのストレス、人に見られているストレスなどを抱えながらお仕事をされていることも理解しています。
だからこそ⋯。
SNSも最近刺激がどんどん強くなってきています。
少々の刺激では飽き足らないのか、どんどんエスカレートしていきます。
今回もなかなかの投稿でした。これに多くの人が反応して炎上につながったわけですが、こういうとき、こういう時代だからこそ、「愛のあることば」が大切なのではと思います。
日々のオリンピック中継で、スタジオから元選手が現地の選手に声をかけています。
元ライバルであっても同じ選手だったからこそかけられる愛のある言葉です。
フワちゃんもやす子さんに直接謝りたいという意向を示しています。
同じタレントさんだからこそ理解できることもあるでしょう。
そこに相手に対する愛があるのか?
気軽にできる、短いメッセージだからこそ、愛を込めてほしいなと思います。
フワちゃん、どうぞ愛のあることばを。
フワちゃんの一件で、私自身もいろいろ考え、学ばせていただきました。