義実家帰省でストレスMAX?上手な付き合い方と辞め方のコツ
はじめに
親族との付き合いは気を遣います。
特に、義実家への帰省は多くの人にとってストレスの種となりがちです。
価値観の違いや義両親への気遣い、家事負担の不公平感など、様々な要因が影響しています。
本記事では、義実家との上手なつき合い方や、帰省をスムーズに辞める方法について探っていきます。
義実家帰省のストレス要因
まず、自分にとって義実家帰省におけるストレス要因が何なのか理解することが重要です。以下に代表的な要因を挙げます。
価値観の違い
育った環境が異なる義両親とは、価値観の相違から意見の対立が起こりがちです。
特に子育てや生活習慣の違いは大きな摩擦を生む原因となります。自分の考えを押し付けられたり、理不尽な要求を受けることもあり、ストレスがたまる一因となります。
例えば、義母から「子供にはもっと厳しくしないとダメよ」と言われ、自分の子育て方針に反するアドバイスを受けることがあります。
私の場合は義母から「子供には何でも食べさせないとダメ。食べさせないからアレルギーになる。食べさせているうちにアレルギーは無くなる。」などと言われ、私が席を外した隙に危うく食べさせられそうになりました。
子供が「これを食べると死んじゃうからダメ」「そうだよ。おばあちゃん、危ないよ」と双子でかばい合って食べなかったから良かったもののヒヤッとしたことがあります。
このような場合はじっくりと話し合い、お互いの価値観を尊重し合うことが大切になります。
私も食物アレルギーの危険や病院からの指導などを話し、何とか理解してもらいました。
義両親の過剰な干渉
義両親からの過剰な干渉も大きなストレス要因です。
子育てや健康面でのアドバイスは、時に押し付けがましく感じられます。
子供の教育方針や食生活に口を出されると、プライバシーが侵害されている気分になります。
このような場合、丁寧に自分の考えを説明し、一定の距離を保つことが大切です。
義両親を敬う一方で、自分の領域を守ることも大切です。
家事や接待への不公平な扱い
帰省時に嫁だけが家事や接待を強いられる状況は、大きな不公平感を生みます。
食事の準備や後片付け、義両親の世話など、過剰な負担が課されがちです。
一方で夫はというと実家で自由にゆっくりとくつろいでいることが多いのです。
私の場合は親戚が集まるので、食事の世話から後片付けなど座る暇もないほど立ち働くことになります。
当初義弟のみ帰省すると言っていたのに、お嫁さんも一緒に帰省してきました。
「出前のお寿司がひとつ足りないな、どうしよう」と思っていたら、夫が「まりんはいらないよな。〇〇ちゃん、どうぞ」とサッと渡したのです。
「長男の嫁だから気を遣えよ。俺の顔を立てろよ。」と言われ、「えっ?」です。お寿司に執着するわけではないのですが、「なぜ私だけ?立ち働いたうえに気を遣えとはどういうこと?」とブチ切れて、帰るまで一言もしゃべりませんでした。
この後も帰るまで寝具の後始末や洗濯など一人で散々働き、何のための帰省なのかわかりませんでした。
このような場合、夫婦で役割分担を決め、適切な範囲内に収めるよう話し合い、理解してもらうことが大切です。義両親にも夫から事情を説明してもらい、理解を求める必要があります。家事が一方的に嫁の役割とされないようにします。
上手な付き合い方のヒント
次に、義実家との上手な付き合い方についてヒントを紹介します。
ストレスを避けながら、良好な関係を築くためのポイントです。
適度な距離感を保つ
義実家との適度な距離感を保つことが、上手な付き合い方の基本となります。
頻繁に会うと、小さなことでもストレスに感じてしまいます。一方で関係が疎遠になりすぎても良くありません。SNSやテレビ電話を活用し、距離を置きつつ、程よいコミュニケーションを心がけましょう。
また、帰省の回数を年に1〜2回程度に抑えるのも一つの方法です。
長期滞在よりも短期間の方が、お互いにリフレッシュできます。日帰りで済ませるなど、柔軟に対応することをおすすめします。
気遣いつつ必要な時には毅然とした態度で
義実家への気遣いは、単なる義理ではありません。お互いに気持ちの通った関係作りも大切です。定期的に手紙や電話、プレゼントを送るなど、心のこもった気遣いを忘れずに行いましょう。
一方で、義両親からの過剰な干渉には、毅然とした態度で対処する必要があります。
丁寧な口調を心がけつつ、自分の領域を守ることが大切です。
お互いの立場を尊重し合える関係を目指しましょう。
家族で話し合う
義実家への対応は、夫婦や家族で十分に話し合うことが必要です。
帰省の有無や頻度、滞在期間など、家族全員で決めることでトラブルを未然に防げます。
特に妻の立場は大変です。夫には妻の気持ちを理解し、サポートすることで、妻の信頼を得られるでしょう。一方で妻も、義両親を敬う気持ちを忘れずに、上手にコミュニケーションを取ることが大切になります。
帰省をやめる際の対処法
状況によっては、義実家への帰省をやめざるを得ない場合もあります。その際の対処法を説明します。
事前のコミュニケーションが重要
帰省をやめる際は、事前に夫や義両親とコミュニケーションを密に取ることが不可欠です。理由を丁寧に説明し、理解を求めましょう。一方的に帰省をやめると、関係が悪化する恐れがあります。
理由を伝える際は、具体的な理由を挙げるのがよいでしょう。単に「ストレスになる」では曖昧すぎます。「昨年の正月に○○があり、精神的に参りました」など、分かりやすい説明を心がけましょう。
代替案を提示する
帰省をやめる代わりに、代替案を提示することをおすすめします。
例えば、SNSやテレビ電話で定期的にコミュニケーションを取ることや、年賀状や手紙のやり取りを行うなどです。義両親との絆を保ちつつ、ストレスを軽減できる方法を見つけましょう。
場合によっては、義両親を自宅に招待するのも一案かもしれません。自分の環境で過ごすことで、義両親との距離感が保ちやすくなります。
夫婦で協力し合う
義実家への帰省の有無は、夫婦で協力し合うことが何より大切です。妻一人で決めるのではなく、夫にも理解を求め、サポートをお願いしましょう。
夫には、妻の立場に立った思いやりが求められます。妻の気持ちを受け止め、義両親への伝え方を一緒に検討するなど、積極的な協力が欠かせません。こうした夫婦の絆があれば、義実家とのスムーズな関係構築も可能になるでしょう。
まとめ
義実家への帰省は、気を遣い、人によっては気の重い家族行事です。価値観の違いや義両親の干渉、家事負担の不公平感など、ストレスの種は尽きません。
しかし、適度な距離感を保ち、心のこもった気遣いを忘れずに実践することで、上手な付き合い方が見えてくるのではないでしょうか。
帰省をやめざるを得ない場合も、事前のコミュニケーションを大切にし、代替案を提示するなど、義実家との絆を保つ工夫が重要です。夫婦で協力し合い、お互いを思いやる姿勢を忘れずに、最良の解決策を見つけていきましょう。