長崎のまちを歩こう!「まちぶらプロジェクト」で巡る魅力満載のエリア紹介

長崎は坂の街、歴史の街、異国情緒あふれる街。 歩けば歩くほど新しい発見がある、そんな長崎の魅力を存分に楽しめる「まちぶらプロジェクト」。
長崎市内のさまざまなエリアを巡るこのプロジェクトでは、各地域の特色や見どころを知りながら、街歩きを楽しむことができます。 今回は、長崎の主要なエリアを巡りながら、それぞれの魅力をご紹介します。
まちなか回遊マップ (長崎市HPより)

庶民の生活と歴史が交差する「新大工エリア」
「新大工エリア」は、昔ながらの商店街や市場が広がる、長崎の生活に根ざした場所です。 ここでは、地元の方々が日々の買い物を楽しむ姿を見ることができます。
数年前には高層マンションが建設され、地域の再生も進みました。 新しいものと古いものが融合したこのエリアには、どこか懐かしさを感じる風景が広がっています。
また、5月・6月には桜馬場天満宮の紫陽花が見ごろを迎え、まち歩きの途中で美しい花々を楽しむこともできます。 近くにはシーボルト記念館や、心田庵の美しい庭園、上野彦馬の写真館跡、長崎街道の碑など、歴史に触れられるスポットも点在しています。
和の風情漂う「中島川・寺町・丸山エリア」
中島川沿いには、長崎のシンボルとも言える眼鏡橋をはじめ、多くの石橋が架かっています。 夜になるとライトアップされ、昼間とは違った幻想的な景色が広がります。
このエリアには、多くの歴史あるお寺が並ぶ寺町通りがあります。 国指定重要文化財を持つお寺もあり、じっくりと巡れば、長崎の歴史と信仰に触れることができます。
また、アルコア中通り商店街は、江戸時代から続く長崎最古の商店街。 老舗の和菓子屋や乾物店が並ぶ一方で、新しいカフェやセレクトショップも増え、伝統と現代が共存する魅力的なエリアです。
かつて日本三大花街のひとつだった丸山には、現在も「料亭花月」が残り、芸妓の踊りや長崎の郷土料理・卓袱料理を楽しむことができます。

長崎の文化と賑わいを感じる「浜の町・銅座エリア」
長崎の繁華街と言えば「浜町アーケード」。 地元の方々や観光客が行き交い、多彩な専門店やカフェが軒を連ねています。
一方で、夜の繁華街として賑わうのが銅座・思案橋界隈。 新鮮な魚介料理や長崎おでん、一口餃子など、このエリアならではのグルメを堪能できます。
築町市場では生鮮食品が充実しており、今後「築町横丁」が開業予定。 長崎の新鮮な魚を使った海鮮丼やお酒を楽しめるスポットになると期待されています。
中国文化に触れる「館内・新地エリア」
長崎新地中華街は、日本三大中華街のひとつ。 ここでは、長崎名物のちゃんぽんや皿うどんのほか、よりより(かた焼き菓子)やゴマ団子などの食べ歩きグルメも楽しめます。
また、このエリアにはかつて中国人が居住した唐人屋敷の名残があり、歴史を感じられる「蔵の資料館」もあります。
新地中華街の南側にある湊公園は、ランタンフェスティバルの主会場となる場所。 イベント時には華やかな装飾が施され、多くの人で賑わいます。

異国情緒あふれる「東山手・南山手エリア」
「君が心をくれたから」のロケ地にもなったこのエリアには、美しい洋館が並び、まるで海外のような雰囲気。 特に「どんどん坂」や大浦天主堂下の石畳の坂道は、歴史を感じさせる風景です。
洋館の多くは資料館やカフェとして利用され、異国情緒を楽しみながらのんびり過ごせます。 また、高台からは長崎港や世界遺産の景色が広がり、絶景を楽しむことができます。
長崎の魅力をもっと伝えたい
長崎に移住してから、多くの場所を巡り、地元の方々と触れ合う機会が増えました。 長崎の方々はとても控えめで、素晴らしい観光資源があるのにアピールが少ないと感じることがあります。
例えば、長崎らしい朝食を楽しめるお店が増えたらいいなと思います。 朝からちゃんぽんや皿うどん、お魚を使った和定食などを提供するお店があれば、観光客の方もより長崎を楽しめるのではないでしょうか。
また、「長崎の地域猫ウォッチツアー」なんてイベントがあったら面白そう! 長崎の街角には猫がたくさんいて、その姿に癒されることも多いんです。

まとめ
「まちぶらプロジェクト」を通じて、長崎の魅力をたくさん知ることができました。
長崎の歴史・文化・景観は唯一無二のもの。 それをもっと発信していけば、さらに多くの方々に長崎を訪れてもらえるのではないかと思います。
これからも長崎の魅力を発見し、発信していきたいと思います。
長崎を訪れる際は、ぜひ「まちぶらプロジェクト」を参考に、街歩きを楽しんでみてくださいね!