2025.05.06

【朝ドラ『あんぱん』】モデルの人生と全然違う？のぶと嵩の関係を史実から予想！

まりん

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2025年3月末からスタートしたNHKの連続テレビ小説『あんぱん』。
『アンパンマン』の生みの親・やなせたかしさんと、その妻・暢（のぶ）さんの人生をベースに描かれた物語です。

今作も『らんまん』や『ブギウギ』『虎に翼』などと同じく、実在の人物をモデルにした“史実ベース”の朝ドラ。実際の人物の人生を参考にしながらも、ドラマならではの脚色や演出が加えられています。

筆者も、これまでの実在モデルの朝ドラに心を奪われてきたひとり。今回の『あんぱん』も、朝の楽しみとして毎日欠かさず観ています。

そして、どうしてもやってしまうのが、「モデルとなった人って、実際にはどうだったの？」という史実との見比べ。
今回は、主人公・のぶ（演：今田美桜）に注目して、史実との違いと今後の展開をやさしく予想してみました。

Contents

幼なじみ設定はドラマだけ？史実では20代後半に出会っていた！

朝ドラ『あんぱん』では、のぶと嵩（たかし）は高知で育った幼なじみという設定。
しかし、実際のやなせたかしさんと暢さんが出会ったのは、お互い20代後半のときだったのです。

暢さんは大阪生まれで、やなせさんより1歳年上。おふたりの出会いは、高知新聞社。しかも、暢さんは再婚で、それ以前に他の男性と結婚していたという事実も！

フィクションである朝ドラとはいえ、「こんなに設定が違うの!?」と驚いてしまいますよね。

ちなみに、史実でも暢さんは一時期高知に住んでいたことがあり、高知市の女学校の名簿にも名前が残っています。もしかすると、実際には会っていなくても、どこかですれ違っていた可能性も……。そんな想像もまた、ドラマの魅力を深めてくれます。

史実によれば、暢さんは20歳の時に小松総一郎さんという男性と結婚しています。高知出身で、6歳年上の方でした。

夫の総一郎さんは、暢さんにライカのカメラを贈ったり、速記を学ばせてくれたりと、とても理解のある先進的な人物。ですが、戦時中に招集され、病に倒れて帰郷。残念ながら結婚から3年ほどで亡くなってしまいます。

そして、暢さんは夫の死後わずか8日で高知新聞社の求人に応募！見事採用され、その職場でやなせさんと出会うのです。

一方、やなせさんも戦争を経て高知に戻り、進駐軍の雑誌を通して再び創作への情熱を抱き、高知新聞社に入社しました。

なんとも運命的な出会いですよね。

ここまでの史実を元に予想すると、ドラマ『あんぱん』でも、のぶが一度別の相手と結婚する展開が描かれる可能性が高そうです。

しかも、5月2日に発表された新キャストに注目！
中島歩さん演じる「若松次郎」という新キャラが登場し、のぶのお見合い相手になるとのこと。

すでにのぶは師範学校の寮に入り、嵩とは距離が生まれつつあります。お見合いや新たな出会いがあっても、まったく不思議ではありません。

嵩はというと、のぶへの思いを抱きつつもなかなか行動に出られない“奥手男子”。
陰ながら応援するような姿勢に、思わず「がんばれ！」とエールを送りたくなってしまいます。

筆者が密かに気になっているのが、嵩の弟・千尋の存在。
パン食い競争のシーンでの助け舟など、どこかのぶといい雰囲気だったのが印象的でした。

「もしや千尋と…？」とも思ったのですが、のぶが千尋と結婚したあとに夫と死別し、兄・嵩と再婚する…というのは、ちょっと想像しにくいかもしれません。

現段階では、若松次郎がのぶの最初の結婚相手として有力候補。嵩は淡い想いを胸に、少し離れた場所から彼女を見守り続ける展開になるのでしょうか。

現実のやなせたかしさんと暢さんが出会ったのは、互いに苦しい経験を乗り越えた後のこと。
お互いに戦争を経験し、大切な人を失ったり、人生の節目を何度も乗り越えた末に出会い、結ばれました。

『あんぱん』の登場人物たちも、今はまだ若く、それぞれの人生の岐路に立っています。
のぶと嵩がどうやって結ばれるのか――あるいは一度離れて、再び出会うのか。これからの展開がますます楽しみですね！

史実とドラマの違いを知っておくと、ちょっぴり深く楽しめるのが実在モデルの朝ドラの醍醐味。
今後ものぶと嵩の関係に注目しながら、朝ドラ『あんぱん』を楽しんでいきましょう！

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