会話上手な人はやっている!聞き上手になるためのコツ

会話が続かない、深まらない…そんな悩みを抱えていませんか?

新年度、職場や学校で新しい人間関係がスタートします。
そんな中、気になるのが会話。
「なんだかいつも会話が浅く終わってしまう…」「もっと踏み込んで話せたらいいのに、つい当たり障りのない話ばかりしてしまう」
こんなふうに感じたことはありませんか?
職場の上司や部下、同僚との会話、取引先やお客さんとのコミュニケーション、さらには家族や友人との何気ない会話の中でも、「もっと楽しく話せたらいいのに」「どうして会話が弾まないんだろう」と悩むことがありますよね。
実は、その原因のひとつが「会話の乗っ取り」にあるかもしれません。
「私も行ったことがある!」と言うと嫌われる?

例えば、あなたがハワイ旅行から帰ってきて、その楽しい経験を誰かに話したいと思っているとします。
でも、話し始めた途端に—
「ああ、ハワイに行ってきたの? 私も新婚旅行で行ったの! すごく素敵な場所よね。島をいくつか周ってね…」
気づけば、あなたの話はかき消され、相手の思い出話にすり替わってしまう。
さらに、こんなケースも。
「ハワイかぁ。まぁまぁだったでしょ? 私なんて、新婚旅行でアメリカ大陸縦断したのよ。チリからカナダまで、すごく楽しかったわ!」
こんなふうに、マウントを取るような発言をされると、「もうこの人には話したくないな…」と感じてしまいますよね。
実はこれ、悪気があるわけではなく、多くの人がやってしまいがちな会話のパターンなのです。
なぜ「私も!」と言ってしまうのか?
人は、相手とのつながりを感じたい、共通点を見つけて親近感を持ちたいという気持ちから、「私も!」と似たような経験を語ろうとします。
でも、それが逆効果になってしまうことも多いのです。
なぜなら、話をしている側の気持ちからすると、
「せっかく話していたのに、全部持っていかれた…」
「私の話、そんなに興味なかったのかな…」
と、ガッカリしてしまうから。
こうした積み重ねが、「この人とは深い話ができない」「話しても楽しくない」と思われる原因になってしまいます。

頭のいい人、会話が上手な人はどうしている?
では、会話がうまい人はどんなふうに話しているのでしょうか?
- 反射的に「私も!」と言わない
- 相手が話し終わる前に、自分の話をかぶせない。
- 自分の体験を話す前に、まずは相手の話をじっくり聞く。
- 「相手の話を聞くこと」に集中する
- 「それで、どんな体験をしたの?」
- 「一番印象に残ったことは?」
- 「それはどんな気持ちだった?」
- 共感しながら、自然に話を広げる
- 「それは素敵な体験ですね!」
- 「すごく面白そうですね、もっと聞きたいです!」
- 「そんな経験ができるなんて、すごいですね!」

「聞き上手」こそが、最高の会話術
会話というと、「うまく話すこと」が大事だと思いがちですが、実は「うまく聞くこと」がもっと大事なんです。
相手の話をじっくり聞き、適切な質問をするだけで、自然と会話が深まります。
反射的に「私も!」と言う前に、一呼吸おいて、相手の話に耳を傾けてみましょう。
「この人と話すと楽しい!」と思ってもらえるようになれば、人間関係もきっとスムーズになりますよ!