暮らし

子どもを守る!避難について考える(1)

まりん
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梅雨明け前の大雨で、私が住む長崎も相当な雨が降り、近くではがけ崩れなども発生しました。
梅雨が明けると今度は台風が頻繁に発生する季節になります。

台風だけではなく、最近は大雨や地震などの発生も多く、いつ、どこで、だれが被害に遭うかわかりません。

乳児の頃に阪神淡路大震災で九死に一生を得、社会人になってひとり暮らしを始めて数か月、台風でアパートが倒壊し、更に次の転勤先でもアパートが水害で倒壊するという、 災害 に付きまとわれる人生を送ってきました。

アパートはどちらも築年数を重ねており、見た目はきれいでしたが、 古さが原因だったのだ と思います。 勤務先から自宅に戻る間もなく被災したため、 貴重品の持ち出しもできず、まさに着の身着のままでの避難となりました。

前向きにとらえればこれだけ災害に遭いながらもこうして生きているのですから、私は相当に運がいいのかもしれません。

しかし、災害に立ち向かうためには運がいいだけでは足りません。運頼りでもいけません。 やはりそれなりの備えが 必要になります。

情報收集

まずは災害に備えた情報収集が必要になります。

各自治体にはハザードマップがあります。 地形によって様々な災害の危険があると思います。 被災した当時の私にはまだ災害に対して備えるという考えもなく、住む地域のハザードマップな ど確認したこともありませんでした。 ハザードマップは各自治体のホームページから確認 することができます。

いろいろな事情もあるかと思いますが、 ハザードマップで確認して、安全な地域を選択することをお勧めします。

私の住む長崎は地震が少ない地域なので、津波に対する情報は少ないのですが、 長崎市は平坦地が少なく、斜面地にも住宅地が広がっているという地形の特徴から、 集中豪雨時の河川の溢水、市街地の冠水、 斜面地の崩壊等被害を受けやすい構造になっています。

そのため、そういった危険区域に関する情報がとても多いように思います。

我が家はこの危険区域から外れていますが、5、6軒先は危険区域に入っています。
家の後ろは急斜面の土手になっており、決して安全とは言えません。

また、長崎は特有の自然現象として 「あびき」というものが起き、海の水面が上がり、 海沿いの一部の地域では街中に海水が流れ込み、 床下・床上浸水することもあります。
海に近いところに住宅が立ち並ぶ長崎ですが、 この 「あびき」の被害を受けやすい地域には 潮が入らないように防潮板を設けている病院、マンションなどもあると聞いています。

どうしても防げないものもあるとは思うのですが、備えることで被害を小さくすることは できます。

危険だと思ったら

まずは危ないなと思ったら、

1. 最新の気象情報を確認する

  各自治体では、様々な手段で情報を発信していると思います。

  長崎市は市の防災放送が流れます。 ただし、 我が家は地形的なものか聞こえにく
いため、こ ういった市の放送を受信できる受信機を購入しました。

大雨警報が発表されているときや、雨が降り続くときは、テレビやラジオ、インタ
ーネット などで最新の気象情報を確認し、 災害に備えましょう。

自ら進んで収集できる情報もありますので、積極的に情報を集め、早めの避難を心
がけまし ょう。

2. 災害時の正確な情報収集と手段

災害時、SNSなどの情報はローカル情報も多く、役に立つことも多いのですが、一
方でデ マや根拠のないうわさが生まれやすく、最近はフェイクの画像なども加わ
り、間違った情報 が拡散されることもあります。

東日本大震災時、父が危篤で病院に向かっているときに被災し、ただでさえ焦って
不安なの で、周りに誰も知り合いのいない状態では、つい、ケイタイばかり見てし
まいます。

こんなときに得る情報が誤っていれば、 混乱が生じます。

  災害時は誰でも多少パニックになっています。 そこに何かちょっとしたネガティ
  ブな情報 でも流れるとたいへんなことになってしまいます。

  当時はタクシーも捕まらず、ただただ泣きながら歩くしかありませんでした。

  こういったときは、公的機関・自治体の防災情報が信頼性は高いので、入手方法を
  確認して おきましょう。

  テレビ・ラジオ・テレビのdボタン 防災行政無線・防災メール 自治体公式SNS・自
  治体のホームページ Yahoo! 防災速報 地方気象台のホームページなどを私は参考に
  しています。

「避難」 とは 「難」 を避けること

我が家は小さな子どもがいるため、子どもを抱えての避難はなかなか心配も多いです。

いざという時に早めの避難行動がとれるよう、あらかじめ避難する場所を決めるとともに、 避難する場所までの安全な経路の事前の確認が大切です。

※避難する場所には、次のような場所があります。

・自治体が指定する指定避難所(自治体ホームページなどで確認できます。)

・自宅の安全な場所で在宅避難 (2階への垂直避難、マンションなど)

・安全な親せきや友人宅

・安全な地域で決めている避難所

・安全な旅館やホテルなどの民間宿泊施設

避難しようとすると長い階段で斜面地を降りなければならず、しかも大雨時には階段を水 が川のように流れます。

3歳の子どもたちはとても歩いて避難はできません。かといって2人を抱えての避難は難しく、それが夜間であればなおのことです。

そのため、日頃から災害情報には敏感で、「危ないのでは?」 と判断したら即避難するようにしています。私には避難時はここ! と決めているホテルがあります。

台風の際に1度避難所に避難したら、壁側は既に人で埋まっていて、真ん中しか空いておらず、子どもたちが落ち着かずに泣いてしまい、 結局自宅に戻ったことがあったのです。家は揺れるし、 今度は怖くて子どもたちは泣きっぱなしでした。

平屋なので垂直避難はできないし、避難させてもらえる親戚や友人もおらず、「ならばホテルに行こう」とこのスタイルでおさまりました。

明るく、停電がほとんど起こらない、 おそらく断水もあまりない、 揺れない、外の音が気にならないなど、子どももですが、 大人も安心して避難できるのが一番の理由です。

子どもの好きなお菓子や絵本を少し持っていくと旅行気分でご機嫌に過ごしています。 空振りに終わればそれでいいし、 よく「かかる費用がもったいない」 と言われますが、それ は家族の安全のためですから、その時間を快適に過ごせるのなら何と言われてもそれでいいと思っています。

子どもが不安になったり、 怖い思いをさせるよりずっといいと思っています。

小さな子どもを連れて避難するときは、明るいうちに避難し、避難中は子どもが退屈しないようにすることがポイントだと思います。

私の個人的な意見ですが、 できれば子どもが小さいうちは和室やじゅうたんなど靴を脱いで過ごせるスペースがあるお部屋がいいのかなと思います。

大型台風などで、もしかしたら避難が長引くのではと思ったときは、着替えなどを少し多め に持っていきます。 台風の時期は薄着なので、それほどかさばりません。

私は移動中に濡れるのを避けるため、衣類等は旅行用の圧縮袋に入れて持ち歩いています。 圧縮と水濡れ防止の両方の利点があります。

ABOUT ME
まりん
まりん
会社員 2児のママ
家族構成:双子と3人家族
趣味:読書 アウトドア活動 料理
2023年に一家で長崎市へ移住。 子育てや日常生活、お気に入りのものや暮らしの工夫などを紹介するライフスタイルブログです。日々の小さな喜びや発見を共有し、読者の皆さんと一緒に成長していけたらと思います。よろしくお願いいたします。
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