【大谷翔平の開幕戦ホームランボール】小学生の手に渡った“お宝”の価値とは?

2024年3月18日・19日、東京ドームで行われたMLB開幕シリーズ「ロサンゼルス・ドジャース vs シカゴ・カブス」。日本中が注目する中、大谷翔平選手が今シーズン第1号となるホームランを放ちました。
このホームラン、実はちょっとしたハプニング付き。打球がスタンドのファンに当たってグラウンドに戻り、リプレー検証の末にホームランと認定されたのです。そのボールはカブスの選手によってスタンドに投げ返され、ある少年の手に渡りました。

幸運をつかんだのは小学4年生の少年!
ホームランボールをキャッチしたのは、埼玉から両親と一緒に観戦に来ていた小学4年生の男の子。少年野球で外野手をしているという彼は、「家宝にします!」と大興奮。野球好きなら、一生の思い出になる出来事ですよね。
野球少年にとって、プロ野球選手のホームランボールを手にするなんて夢のような出来事です。それが大谷翔平選手のホームランボールともなれば、喜びはひとしおでしょう。親御さんも「まさかこんなことが起こるなんて」と驚いたことでしょう。彼のこれからの野球人生にとって、忘れられない宝物になることは間違いありません。
気になる“お宝ボール”のお値段は?
ところで、このボールにはどれくらいの価値があるのでしょうか?
スポーツグッズ鑑定の専門家・前野重雄さんによると、「オークションに出せば、2000万円、3000万円は当たり前。場合によっては1億円以上になる可能性もあります」とのこと。しかも、今回のホームランはリプレー検証で話題になったことで、さらに価値が上がっているそうです。
「何度もニュースで取り上げられたことで、世界中のファンが知るボールになりました。ストーリーがある分、価格が跳ね上がるんです。」(前野さん)
こうしたホームランボールは、単なる野球の記念品というだけでなく、「歴史的な瞬間を象徴するアイテム」としての価値が高まることが多いのです。特に大谷翔平選手は、世界的なスター。彼の記録的なホームランボールなら、コレクターの間で争奪戦になることは容易に想像できます。

でも、オークションに出ることはなさそう…?
そんな高額になる可能性があるボールですが、オークションに出されることはほぼないだろうと言われています。
「持ち主が小学生だと広く報じられていますからね。もし大人の手に渡っていたら、オークションに出る可能性はありましたが、子どものボールとなると話は別。親御さんの気持ちや、落札者のイメージを考えると、簡単に売りに出せるものではないでしょう。」(前野さん)
このボールの価値はお金だけではありません。少年にとっては「夢」と「思い出」が詰まった宝物です。彼がこのボールを手にすることで、より野球に情熱を持ち、大きな目標を持つきっかけになるかもしれません。
ホームランボールをめぐるトラブルも?
実は、大谷翔平選手のホームランボールは過去にも話題になったことがあります。
2024年に彼が「50-50」(50本塁打・50盗塁)を達成した際のホームランボールは、台湾の企業が約6億6000万円で落札しました。しかし、そのボールをめぐって「自分がキャッチしたのに奪われた」と主張する男性が訴訟を起こす事態に。過去には、バリー・ボンズ選手の73号ホームランボールも所有権争いで裁判になったことがあります。
こうしたトラブルを見ると、野球のホームランボールがいかに高額で取引されるかがわかります。それだけ人々にとって価値のあるものなのです。しかし、今回の大谷選手のホームランボールは、幸運にもトラブルとは無縁で、小さな野球少年の手に収まりました。

まとめ
大谷翔平選手の開幕戦ホームランボールは、偶然が重なって小学4年生の男の子の手に渡りました。その価値は驚くほど高いものですが、それ以上に、このボールには“夢”が詰まっています。
「将来、僕も大谷選手みたいになりたい!」そんな気持ちで、このボールを大切にしてくれたら素敵ですよね。
スポーツの世界では、こうしたサプライズが時々起こります。それは、ファンにとって何よりの喜びであり、スポーツの持つ魔法のような魅力なのかもしれません。
これからも、大谷選手の活躍と、それを夢見る子どもたちの成長を見守っていきたいですね!