NHKの“良心”が消えた日——「サラメシ」「バリバラ」終了に涙が止まらない!

2025年3月13日。
この日は、日本のテレビ史において大きな転換点となる日として記憶されるでしょう。
NHKの2大名物番組、「サラメシ」と「バリバラ」が相次いで最終回を迎えました。
どちらも長年にわたって視聴者に愛され、唯一無二の存在感を放ってきた番組です。
その終了のニュースを聞いたとき、多くの人が 「本当に? なんで?」 と驚き、そして寂しさに襲われたことでしょう。
SNSでは 「終わらせるべきじゃなかった!」 と嘆く声があふれ、劇作家の鴻上尚史さんも 「やめたらダメ!」 と強く訴えていました。
まさに、日本のテレビ界において 「大切なものが失われた日」 となったのです。

14年の歴史に幕を下ろした「サラメシ」
「働く大人の昼ごはん、それがサラメシ!」
このナレーションがもう聞けなくなるなんて…!
中井貴一さんの温かみのある語り、絶妙なユーモア、そして働く人々のリアルな食事風景 が、私たちの心をほっこりさせてくれました。
2011年の放送開始以来、 サラリーマンのお弁当から著名人の愛したランチ、職人のこだわりのまかない飯まで、さまざまな食の物語を届けてくれました。
「こんな仕事があるんだ」「こんなふうにお昼ご飯を楽しんでいるんだ」と、 他人のランチを通して人生を垣間見る ことができた番組でした。
最終回では、
・沖縄・首里城の再建に携わる漆職人のサラメシ
・香川・小豆島のしょうゆ蔵のランチ
・JR東海のドクターイエローのベテラン検測員の昼食
と、最後まで 「働く人のリアルな食事と物語」 をしっかり届けてくれました。
そして視聴者からの駆け込み投稿!
「サラメシが終わるなんて信じられない!」
「私のお弁当、見てもらいたかった!」
こうした声に、中井貴一さんが 「僕は日本で一番、皆さんのランチを通して人生の一コマを見せてもらったと思います」 と感謝の言葉を述べました。
サラメシは、ただの“ランチ紹介番組”ではなく、「働く人の生き様」を映し出す番組だったのです。

15年の歴史にピリオドを打った「バリバラ」
「バリバラ」は、日本のテレビ界において 革新的な存在 でした。
障害者、性的マイノリティー、被差別部落の人々など、普段なかなかメディアが深く取り上げない人々のリアルな生き方 にスポットを当ててきました。
特に話題を呼んだのが、 「24時間テレビ」の“相手の同情心に訴える”に異を唱えた放送 です。
・「障害者はただ頑張る存在ではない」
・「ありのままの姿を見てほしい」
こうした “本当の多様性”を訴える企画 は、多くの人々の意識を変えるきっかけとなりました。
最終回では、元女性で現在は男性として生きるトランスジェンダーの方が、ノンバイナリーのパートナーと結婚したことを発表。
出演者たちは、心からの祝福を送りました。
「バリバラ」がなくなることで、日本のテレビから大切な“視点”が一つ消えてしまうのではないか。
そう思うと、本当に惜しくてなりません。

「NHKらしい」番組がまたひとつ消えた
「サラメシ」と「バリバラ」。
どちらも全く異なるジャンルの番組でしたが、共通していたのは 「NHKだからこそ作れた番組」 であること。
派手さや視聴率ばかりを追い求めるのではなく、 「視聴者の生活に根ざし、大切なことを伝える」 ことを貫いてきた番組でした。
SNSには、こんな声があふれています。
「NHKの良心がまた一つ消えた…」
「この2番組こそ、続けるべきだった」
「バリバラとサラメシ、終わらせちゃいけない番組だったのに!」
これほどまでに多くの人が惜しむ番組が、 どうして終わらなければならなかったのか…?
後番組として、「ひむバス!」や「toi-toi」が始まるそうですが、果たして「サラメシ」「バリバラ」と同じくらい人々の心に残る番組になれるのでしょうか?

最後に
「サラメシ」と「バリバラ」があったからこそ、私たちは「働くこと」「食べること」「生きること」を、違った視点で考えられたのです。
この2番組の終了は、日本のテレビ界にとって 大きな損失 です。
でも… その精神は、視聴者の心の中に残り続けるはず!
「サラメシ」「バリバラ」、本当にお疲れさまでした。
そして、長い間ありがとうございました!!