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青学・若林宏樹選手の決断——なぜ彼は競技を辞め、日本生命へ進むのか?

まりん
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はじめに

箱根駅伝で青山学院大学の総合優勝に貢献し、5区区間賞を獲得した若林宏樹選手。さらに、わずか1カ月後の別府大分毎日マラソンでは、初マラソンで2時間06分07秒という驚異的なタイムを記録し、日本最高・日本学生新・日本歴代7位という快挙を成し遂げました。

そんな彼が「競技を辞める」と宣言し、日本生命に入社することを決めたことに、多くの陸上ファンが驚きました。「もったいない」との声も多く聞かれますが、実際に彼の選択はどう評価されるべきなのでしょうか?

本記事では、若林選手の決断の背景や、競技を続ける選手・辞める選手の違い、そして競技後のキャリアについて深掘りします。

若林宏樹選手の競技実績

箱根駅伝での活躍

若林選手が注目を集めたのは、2025年の箱根駅伝5区。               山登り区間で見事な走りを見せ、青山学院大学の総合優勝に貢献しました。     彼の冷静なレース運びと粘り強さは、多くのファンの心を掴みました。

別府大分毎日マラソンでの快走

箱根駅伝からわずか1カ月後、彼は初マラソンに挑戦しました。            その結果が 2時間06分07秒 という驚異的なタイム。これは 東京世界陸上の参加標準記録(2時間06分30秒)を突破 するものであり、日本陸上界に大きな衝撃を与えました。

この結果により、一部では「世界陸上やオリンピックを目指してほしい」との声が高まりました。しかし、若林選手は「これで競技を終える」と明言しました。

なぜ若林選手は競技を辞めるのか?

本人のコメント

レース後のインタビューで、彼はこう語っています。

「10年間続けてきた陸上生活の有終の美を飾れたなと思います。最後まであきらめずに走り続けて本当に良かった。やり切ったなと思います。」

つまり、彼にとっては この結果が「引退にふさわしいもの」だった ということです。

「実業団で活躍=成功」とは限らない

箱根駅伝で結果を出した選手の多くが実業団入りを果たしますが、全員が成功するわけではありません。

例えば、過去には以下のような選手がいました。

  • 成功例:吉田祐也さん(青学)
    → 初マラソンで快走し、競技継続を決意。現在も活躍中。
  • 挫折例:Dさん(青学)
    → 実業団に進むも「箱根駅伝以上の目標が見つけられなかった」として、わずか3年で競技を引退。

若林選手が 「このまま続けても燃え尽きてしまう」と感じた のなら、早めに引退を決断するのは合理的な判断だったとも言えます。

競技を続ける者と続けない者の違い

競技継続を選ぶ選手

  • 「マラソンで世界と戦いたい」
  • 「オリンピックや世界大会を目指す」
  • 「競技を仕事にしたい」

こうした明確な目標を持つ選手は、実業団に進み、その後も競技を続ける傾向があります。

競技を辞める選手

  • 「目標を達成したと感じた」
  • 「燃え尽きた」
  • 「実業団の環境に魅力を感じない」
  • 「ビジネスパーソンとしてのキャリアを考える」

若林選手の場合、「やり切った」という気持ちが強かったため、実業団には進まず、新たなキャリアを選択したと考えられます。

競技を辞めることは「もったいない」のか?

SNSでは「競技を辞めるのはもったいない」という声が多く上がっています。しかし、本当にそうでしょうか?

競技にしがみつくリスク

実業団に進んだものの、数年後に競技を辞めた選手は 「競技一筋で生きてきたため、ビジネススキルがない」 という悩みに直面することがあります。

実業団では競技に専念できる環境が与えられますが、その分、ビジネススキルの習得が遅れ、引退後に苦労するケースも少なくありません。

早めに引退し、ビジネスキャリアを築くメリット

例えば、青学の安藤悠哉選手(2017年箱根駅伝優勝メンバー)は大学卒業後、ニューバランスジャパンに入社。その後プーマジャパンに転職し、現在はランニング商品の企画担当として活躍しています。

スポーツ経験を活かし、早めにビジネスの世界に飛び込むことで、第二のキャリアをスムーズに築くことができる のです。

若林選手の今後の可能性

日本生命でのキャリア

若林選手は、日本生命で「営業職」として働く予定です。青学の原晋監督は、「日本生命でカリスマ営業マンを目指す」と語っており、ビジネスの世界でも成功を収める可能性があります。

競技復帰の可能性は?

若林選手は「もし日本代表に選ばれたら、会社と相談します」と発言しており、9月の世界陸上までは競技を続ける可能性もあります。ただし、仮に出場したとしても、その後は「スパッと引退」するのではないかという雰囲気が漂っています。

まとめ

若林宏樹選手は、箱根駅伝・別府大分毎日マラソンでの輝かしい実績を残しながらも、「やり切った」と感じ、実業団ではなく日本生命でのキャリアを選択しました。

競技を続ける選手が必ずしも成功するとは限らない中で、 「燃え尽きる前に次のステージに進む」 という彼の決断は、むしろ賢明な選択だったのかもしれません。

今後、彼がビジネスの世界でどのような成功を収めるのか、注目していきたいですね。

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