~長崎スタジアムシティに行ったら「まちぶら」しよう~
スタジアムでライヴを楽しんだら、友人と家族と、ライヴで一緒に盛り上がった仲間と長崎のまちもを楽しんでみませんか?
まちぷらプロジェクトとは?
長崎のまちは、今、百年に一度の変革の時期を迎えています。
長崎駅周辺部を中心に様々な事業が展開しており、令和3年度には出島メッセ長崎や長崎駅西口広場が完成、令和4年度には西九州幹線が開業しました。
現在は長崎駅周辺の整備が進み、近くの幸町でスタジアムシティが完成間近で10月14日にオープンします。
また、松が枝国際観光船ふ頭の岸壁延伸計画が動き出すなど、新たな賑わいの拠点づくりが着々と進行しています。
長崎市はこのような人の動きが大きく変化しようとするこの時期、歴史的な文化や伝統に培われた長崎の「まちなか」の魅力を高め、賑わいをもたらすことを目的に、平成25年度から「まちぶらプロジェクト」に取り組んでいます。
1.目的
歴史的な文化や伝統に培われた「まちなか」の賑わいをさらに高めるため、5つのエリアの個性や魅力を再発見し、それを広く伝えるため、整備やソフト事業を市民などと連携しながら進めています。
2.対象区域
新大工から浜町を経て、大浦に至るルートを「まちなかの軸」として、軸を中心とした5つのエリアを対象としています。
3.5つのエリアとは
「新大工エリア」「中島川・寺町・丸山エリア」「浜町・銅座エリア」「館内・新地エリア」「東山手・南山手エリア」です。
「新大工エリア」は、長崎市民の台所として親しまれる新大工町商店街を中心とする「食」のまちです。「新大工ファンスクエア」というマンションと商業施設の新しい名所ができました。周辺には老舗の菓子店など昔から市民に馴染みのあるお店も残っており、新旧入り混じったいい感じのエリアになっています。
「中島川・寺町・丸山エリア」は、和のたたずまいと賑わいの粋なまちです。
中島川には観光地で有名、ドラマのロケ地としても知られた「眼鏡鏡橋」が架かっています。
寺町は名前の通り、国指定需要文化財の興福寺などたくさんのお寺があります。和と唐の文化が入り混じったような建物も多く、異国の風を感じるような不思議な気持ちになります。
中島川沿いや寺町には大正から昭和にかけて、たくさんの町家が建てられました。
今も数軒が残っており、町家を保存、活用するためのプロジェクトなどがあるようです。
寺院への道は人が多く集まることから商店街が生まれたといいます。今も中通り商店街という商店街があって、さだまさしさんのトークに出てくる老舗和菓子屋さんには観光に来られた方が長蛇の列を作っていますし、老舗の乾物屋さんがあったり、若者が好みそうなお店もたくさんで、新しいものと古いものが本当によい割合で入っているなと思います。
道幅はそれほど広くないのですが、ゆったりお買い物や散策を楽しむには本当にいい広さなのです。
丸山エリアは昔花街として栄えたところで、現在も有名な「花月」などが残っています。坂本龍馬も訪れたという歴史のあるお店ですが、長崎の有名な卓袱料理などがいただけます。
丸山には長崎検番があって、現在も芸者さんが伝統の踊りを披露しています。
長崎はおくんちやお祝い事には長崎検番の方が踊りを披露するという、格式の高い踊りはおめでたい席には欠かせないもののようです。
丸山の足元に広がる思案橋は魚のまちとも言われます。
ここは夜のまちというイメージがありますが、お酒だけでなく、おいしい食事がいただけるお店がたくさんあります。福山雅治さんが高校時代に通っていたことで有名なラーメン屋さんもこのエリアにあります。
「浜町・銅座エリア」は浜町は県で一番大きな商店街だと言われています。
また隣接する銅座も思案橋同様に夜のまちで、お酒やおいしい食事がいただけます。
「館内·新地エリア」は和というよりも唐の文化が色濃く見られるエリアです。
ここは日本?と思えるような建物を多く目にすることができます。中華街もあって、おいしい中華がいただけます。
長崎孔子廟中国歴史博物館ではイベントで変面ショーが行われていたりします。
この変面ショーはあっという間に顔が変化するのが特徴で、じっと見つめていてもいつどうして変わったのかわかりません。
そのため変面ショーは人気で、イベントでは人だかりができるほどです。
「東山手・南山手エリア」は皆さんご存知のグラバー園や国宝大浦天主堂などがあるエリアになります。斜面地になりますが、長崎港を見下ろすように多くの洋館が建てられています。
今その洋館を活用するプロジェクトが進められて、お店やレストラン、カフェなどができるようです。
この5つのエリアは新しくできた街ではなく、昔から長崎の人々が生活し、その中でそれぞれのエリアで発展を遂げてきた本当に地元の人に馴染みのある、使い込まれたお気に入りの逸品のような街なのです。
私はどのエリアも個性があって大好きです。
各エリアにおいて、まちづくりの方向性を掲げ、各エリアが持つ特色を活かしながら、エリア内の魅力の向上に結びつくような取り組みをしているように感じます。
また、「まちなか軸」を基軸として、各エリア間の回避性を高める環境の整備が行われ、また、「陸の玄関口」である長崎駅周辺や「海の玄関口」である松が枝周辺等の周辺施設との連携軸の整備によって「まちなか」への誘導を図るような工夫がされています。
地域や市民が企業や行政、NPO等の多様な組織と連携を図りながら、まちを守り、育て、創るために行動しています。中には他地域から移住して来られた方が積極的に活動してくださったり、SNSで発信したりして、まちづくりに貢献してくださっています。
まちぶらプロジェクトは平成25年度から西九州新幹線が開業する合和4年度までの10年間を区切りとしていましたが、社会情勢等の変化、あるいは地域との話し合いなどの中で、新たな取り組み事項、修正等が必要になった事項等に関しては、随時、追加修正などを行いながら、地域と共に計画を進め、今後も引き続きプロジェクトを継続するようです。
駐車場マップ
長崎は坂の街で、現在のように車社会になることを予測しないまま作られた街なので、道が狭く、階段が多く、駐車場なども少ない印象です。
車でいらっしゃる方、もしよろしければ、こちらの情報をご活用ください。
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〇駐車場や二輪車等駐車場に関する情報
ながさきマップ(長崎市地図情報サービスサイト)で駐車場や二輪車等駐車場に関する情報が閲覧できます。
〇市営駐車場の利用時間·料金など
市営駐車場の利用料金は、駐車場によって異なります。
昼間の最大料金の設定があるのは平和公園駐車場、松山町駐車場で、桜町駐車場は土·日·祝のみ昼間の最大料金を設定しております。
令和6年7月発行の新紙幣は、精算機等で利用できません。なお、市民会館地下駐車場、松が枝町駐車場では利用できます。他の駐車場でも順次対応予定とのことです。
離合での脱輪や接触には十分ご注意ください。