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パリ五輪(2)オリンピック新種目ブレイキンの魅力に迫る!歴史からルール、日本代表注目選手まで徹底解説

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まりん
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ブレイキンがオリンピック正式種目として導入されることで、この文化的に重要なストリートカルチャーが世界中の注目を集めています。

オリンピック最後の週末となる8月9日(金)、10日(土)にコンコルド広場で実施され、オリンピック初代王者となるBガール、Bボーイが決定します。

このブログでは、ブレイキンの歴史、パリオリンピックでの競技ルール、技術とスタイル、そして日本を代表する実力派ブレイカーについて詳しく解説します。ブレイキンの魅力と奥深さに触れながら、新たなオリンピック競技の意義についても考えてみましょう。

1. ブレイキンオリンピック競技の歴史と導入理由

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ブレイキンは、元々はニューヨークで誕生したダンス競技でした。1970年代のニューヨークでは、ギャング同士の抗争が多発し、暴力事件や殺人事件が絶えませんでした。

その中で、ある有名なDJが「音楽で勝負しよう」と提案し、ギャング同士の抗争をダンスバトルで解決することを呼び掛けました。これがブレイキンの始まりとされています。

ブレイキンは、その後、地元の若者たちの間で人気を集め、ダンス大会やバトルが盛んに行われるようになりました。特にアフリカ系アメリカ人の若者たちの間で支持され、その文化は次第に広まっていきました。

そして、ブレイキンの人気は世界中に広がり、ブレイキンがダンス競技として認知されるようになりました。

ブレイキンがオリンピックの競技として認められた理由は、オリンピックへの関心が薄い若い世代を呼び込むためと言われています。近年、オリンピックの視聴率や関心が低下していることから、新たな競技を導入することで、若い人たちにオリンピックへの興味を持ってもらおうということのようです。

ブレイキンは、若者に支持されるポップカルチャーであり、音楽とともに楽しむことができます。また、人種や国籍を超えた交流も可能な競技であり、オリンピックの精神に沿っているとされています。

これらの理由から、ブレイキンは新たなオリンピック競技として選ばれ、2024年のパリオリンピックから正式に導入されることになりました。この決定は、ブレイキンの競技者やブレイキンを愛する人々にとっては大きな喜びとなりました。

次のセクションでは、パリオリンピックにおけるブレイキンのルールについて詳しく説明します。

2. パリオリンピックにおけるブレイキンのルール

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2.1 競技の進行方法

パリオリンピックのブレイキン競技では、男女合計32名の選手が参加します。各国からは最大で男女2名ずつ、合計4名まで参加が可能です。また、日本は男子1名と女子2名の計3名の代表を選出することができます。

競技は1対1のバトル形式で行われ、DJが流す音楽に合わせて対戦相手と交互に即興で踊りを披露します。バトルラウンド数は2~4ラウンドとなります。

2.2 審査基準

審査基準は様々な要素に基づいて評価されます。以下に考慮される可能性のある要素を示します。

  • 技術性:難易度、迫力、速度などの技術的な要素が評価されます。
  • オリジナリティ:ダンサー自身のスタイルや創造性が評価されます。
  • 音楽との相互作用:音楽に対するダンスの解釈や表現力が評価されます。
  • 演出力:ダンスの構成や完成度が評価されます。
  • バトル戦略:対戦相手との技術的なやり取りや戦術の巧さが評価されます。

また、クラッシュ(崩れる・バランスを失う・滑るなど)、リピート(特徴的な技を対戦中に繰り返し使用する)、バイト(他人のしぐさや動きを真似する)など、減点項目も存在します。公序良俗に反する行為も減点の対象となるため、選手は注意が必要です。

審査はタブレットを使用し審査員が行い、集計結果が反映されます。

以上が予想されるパリオリンピックにおけるブレイキンのルールと審査基準の概要です。正式なルールの発表を今後待ちましょう。

3. ブレイキンの技とスタイル

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ブレイキンは多くの技やスタイルを持っており、それがオリンピックでも魅力的に披露される一因です。

パワームーブとフリーズ

パワームーブは、ブレイキンの中でも最も派手で力強い技の一つです。高速回転やアクロバティックな動きを含み、観客の注目を集めます。代表的なパワームーブには、ウィンドミルやヘッドスピン、フレアなどがあります。

パワームーブの評価基準としては、連続性のある動き、スピード、技の難易度が重要です。特に高難度の技を成功させることができれば、高得点が期待されます。

フリーズは、動きを一時停止させる技です。選手は身体の一部でバランスを保ちながら静止状態を維持します。代表的なフリーズには、エアベイビーやタートルがあります。

フリーズの評価基準には、バランスの維持時間、ポーズの美しさ、そしてフリーズから次の動きへのスムーズな移行が含まれます。安定したフリーズは高い評価を受けることが多いです。

スタイルムーブとトランジション

スタイルムーブは、選手の個性や独自のスタイルを表現する技です。創造性やユニークさが重視されます。選手は自身の強みや個性を最大限に生かし、他の選手と差別化を図ります。

スタイルムーブの評価基準には、オリジナリティ、技の一貫性、そして演技全体の流れが含まれます。独自の動きを取り入れることで、審査員や観客に強い印象を与えることができます。

トランジションは、技と技の間をスムーズに移行する動きです。選手のパフォーマンスの流れを大きく左右します。

トランジションの評価基準には、動きの連続性、スムーズさ、そして技から技への移行のクリエイティビティが含まれます。トランジションがうまくできる選手は、全体の完成度が高く評価されます。

ブレイキンは主に以下の4つの要素から構成されています。

  • トップロック
  • フットワーク
  • パワームーブ
  • フリーズ

ダンサーは全ての要素を一度に盛り込む必要はありませんが、自身が重視する要素を選択できます。柔軟性やリズム感だけでなく、独自のスタイルも重要です。高い身体能力のみならず、音楽や表現力、独自のキャラクターを表現する能力も求められます。

4. 注目の日本人ブレイカー

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日本のブレイキンシーンでは、数々の優れた選手が活躍しています。彼らは国内外の大会で実績を上げ、日本を代表する存在となっています。以下では、注目すべき日本人ブレイカーを紹介します。

Shigekix(シゲキックス)

Shigekixは国際大会での優勝回数46回という驚異的な実績を持つブレイカーです。彼は高い技術力だけでなく、音楽や空気感に対する対応力の高さも持ち合わせています。日本を牽引する存在として、パリオリンピックでの活躍が期待されています。

AMI(アミ)

AMIは小学生の頃からブレイキンを始め、2018年には世界最高峰の大会であるレッドブルBC1でレディース部門の優勝を果たしました。彼女はパワームーブなどにこだわりを持ち、細部にまで技を磨いています。将来の成長が期待される若手選手の一人です。

AYUMI(アユミ)

AYUMIは21歳で初めて日本女子の頂点に立ち、BGIRLとして多大な影響を与えてきた実力派ブレイカーです。彼女の全てのムーブは高いクオリティを持ち、総合力を駆使して自分自身の踊りを表現します。経験豊富なベテラン選手として、日本代表としての活躍が期待されています。

以上が、注目すべき日本人ブレイカーの一部です。彼らは技術の高さや独自のスタイルで世界的な評価を得ており、今後の活躍がますます期待されます。パリオリンピックで彼らがどのようなパフォーマンスを見せるのか、その姿に注目が集まっています。

5. ブレイキン人気の背景と文化

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ブレイキンの人気は、その起源や文化に深く関連しています。このセクションでは、ブレイキンの人気の背景や文化について詳しく見ていきましょう。

A. ヒップホップ文化とのつながり

ブレイキンは、ヒップホップ文化の一部として誕生しました。ヒップホップは、アフリカ系アメリカ人の若者たちが音楽やダンス、スタイルなどを通じて表現する文化です。ブレイキンは、このヒップホップ文化の一つであり、音楽に合わせて踊り、技を競うダンススタイルとして発展しました。

B. 自己表現と競技性の融合

ブレイキンは、自己表現と競技性が融合した形式として人気を集めています。ダンサーは即興で踊り、音楽に合わせて自由な動きを取り入れながら競い合います。このようなスタイルは、個々のダンサーの創造性や表現力を最大限に引き出すことができるため、観客にとって非常に魅力的なものとなっています。

C. 平和と交流の象徴

ブレイキンは、人種や国境を超えてダンサーたちが交流し、競い合うことができるスポーツです。ダンス自体には暴力や差別はなく、むしろ音楽とダンスを通じて平和な交流が実現されています。このようなブレイキンの精神は、世界中の若者たちに共鳴し、人気を集める要因となっています。

D. ユースカルチャーとの親和性

ブレイキンは、若者の間で特に人気が高いダンススタイルです。そのカッコイイムーブや自由な表現力は、若者たちにとって魅力的な要素となっています。また、ブレイキンのコミュニティでは、若者同士の交流や友情も生まれており、そのコミュニティ自体も魅力的なものとなっています。

E. ソーシャルメディアの普及

近年、ソーシャルメディアの普及によって、ブレイキンの魅力が広まっています。ダンサーたちは自身のパフォーマンスを動画や写真で共有し、世界中の人々と交流することができます。これにより、ダンサーの才能や技術が広く認知され、ブレイキンの人気がより一層高まっています。

以上のような要素が組み合わさり、ブレイキンは若者を中心に広く支持される文化・スポーツとなっています。今後もその人気はさらに拡大していくことが予想されます。

まとめ

ブレイキンは、ダンスを通じた自己表現と競技性の融合、平和と交流の象徴、若者文化との親和性、そしてソーシャルメディアの普及など、さまざまな要素が相まって人気を集めてきました。このユニークなダンススポーツは、オリンピックの新競技として正式に採用されたことで、今後さらに注目を集めることでしょう。日本からも実力を持つブレイカーが多数輩出されており、パリオリンピックに向けて、彼らの活躍が大いに期待されます。ブレイキンの魅力が世界中の人々を魅了し続けることでしょう。

ABOUT ME
まりん
まりん
会社員 2児のママ
家族構成:夫と男の子と女の子の双子の4人家族
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2023年に一家で移住。 子育てや日常生活、お気に入りのものや暮らしの工夫などを紹介するライフスタイルブログです。日々の小さな喜びや発見を共有し、読者の皆さんと一緒に成長していけたらと思います。よろしくお願いいたします。
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