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【ちゅらさん&ちむどんどん比較】沖縄の朝ドラで見た「頑張る力」

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まりん
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朝の連続テレビ小説(朝ドラ)は長年に渡って日本国民に親しまれてきました。

4月より「ちゅらさん」の再放送がスタートします。
昨年放送された「ちむどんどん」と「ちゅらさん」は沖縄を舞台にした作品で、沖縄の魅力や文化をわかりやすく伝えていました。
個人的に沖縄が好きで10回ほど行かせていただきましたが、美しい景色においしい食べ物、温かい沖縄の方々に行くたびに癒されています。
ここでは、この2作品の見どころを中心に、朝ドラの魅力についてお話しします。

1. ドラマが舞台となる沖縄の魅力

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沖縄を舞台にした朝ドラは、沖縄の美しさや習慣や風土を楽しめる魅力があります。
「ちむどんどん」より以前に沖縄を舞台にしたものに「ちゅらさん」と「純と愛」という作品が放送されました。

1.1 「ちゅらさん」

沖縄出身の国仲涼子さんがヒロインを演じ、沖縄で活躍してきた平良とみさんが祖母役とナレーションを担当しています。また、沖縄出身のお笑いコンビ・ガレッジセールの2人がコミカルな味を添え、沖縄出身のKiroroが主題歌を歌っています。

物語の中では、沖縄らしいタイトルのエピソードが統一されており、「美(ちゅ)ら海の約束」「古酒(くーす)で乾杯!」「命(ぬち)どぅ宝」といったタイトルが登場します。明るく前向きな物語であり、沖縄の自然も美しく描かれています。

1.2 「純と愛」

「純と愛」は沖縄色がやや希薄であり、大阪や阪神・淡路大震災の話が取り上げられています。脚本家の遊川和彦さんのカラーが強く出ており、特殊能力を持つキャラや性悪なキャラが登場するなど、現実離れした物語になっています。

1.3 沖縄の魅力の発信

朝ドラが沖縄を舞台にすることで、沖縄の独自の方言や文化が周知され、沖縄の存在が全国に認知されるきっかけとなります。また、豊かな自然や明るく前向きな物語が描かれることで、視聴者は沖縄の魅力に触れ、癒されたり、行ってみたいと思うようになります。

これまでに沖縄を舞台にした朝ドラは視聴者に沖縄の魅力を伝える役割を果たしてきました。沖縄らしいエピソードや地元出身者の出演、主題歌など、ドラマの中に沖縄の要素が散りばめられ、視聴者は沖縄の魅力にどっぷりと漬かることになります。

2. 主人公の比較 – 人となりと人生の目標

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「ちむどんどん」と「ちゅらさん」の主人公の比嘉暢子と古波蔵恵理を比較すると、彼らの人となりや人生の目標には大きな違いがあります。

2.1 人となり

「ちむどんどん」の主人公である比嘉暢子は、前向きで明るく、でもちょっと鈍感で強引な性格が特徴です。常に自分のしたいことに没頭し、周りが見えなくなってしまうこともあります。彼女は単純で楽天的な性格で、最初は美味しいものを食べたいという思いからでしたが、後に料理人になることを目指すようになりました。
しかし、彼女は失敗してもあまり後悔もしないし、反省の様子もあまり見せません。
後には成長する暢子でしたが、最初は他人を非難する傾向があり、自分を助けてくれる人に感謝することもあまりありませんでした。

一方で、「ちゅらさん」の主人公である古波蔵恵理は、外見上は暢子と似た性格をしているように見えますが、他人を思いやる心を人一倍持っています。彼女は幼い頃に東京から引っ越してきた家族と出会い、その家族の長男の死を経験することで、他人に共感し、その悩みを理解するようになりました。成長してからも、家族や周りの人々を気遣います。

2.2 人生の目標

暢子と恵理の人となりの違いに加えて、彼らの人生の目標も異なっています。

「ちむどんどん」では、暢子の目標は料理人になることです。彼女は料理の才能を持っていますが、自分の夢を追い求めるためにさまざまな試練に立ち向かいます。
しかし、ドラマでは彼女の目標に対する真剣な姿勢や努力はあまり描かれず、視聴者に深く共感を与えているかというとそれほどでもないように思います。

一方、「ちゅらさん」では、恵理の目標は看護師になることです。彼女は家族や周りの人々のサポートを受けながら、夢を実現するために努力します。彼女の目標への情熱や努力は、視聴者に感動を与え、共感を呼びます。

主人公の人となりや人生の目標は、ドラマの魅力に大きな影響を与えます。
私たち視聴者は主人公の成功や成長を見守りながら、彼らと共感し、感動することでドラマに引き込まれます。

3. サブキャラクターの共通点と違い

「ちむどんどん」に登場するサブキャラクターたちは、個性的で魅力的なキャラクターが揃っており、物語を楽しいものにしていました。毎日暢子の兄賢秀が何をやらかすのかハラハラしたものです。

外部からのサポート役

物語中では、暢子の家族や県人会会長である平良三郎が重要な役割を果たしています。彼らは主人公の応援や助言をしながら物語を大いに支えています。

兄弟たちとの関係

暢子の兄弟たちも重要な役割を果たしています。特に兄の賢秀は暢子や家族に影響を与える存在として登場し、彼の問題行動や軽率な考えが物語に緊張感やドラマチックな展開をもたらしています。

古代遺跡の研究者

物語の舞台となる沖縄の遺跡にかかわる方も登場します。歴史や文化の研究者として、物語において重要な情報やヒントを提供する役割を果たしています。

その他の登場人物たち

物語には様々な魅力的なサブキャラクターが登場します。それぞれ独自の個性を持ち、物語の展開に影響を与えています。彼らは主人公との対比や対立の役割を演じ、見る人に共感や感情移入を生み出し、より魅力的なドラマにしています。

4. 物語の根底にある大きなテーマ

「ちむどんどん」の明確なテーマはと言われると難しいのですが、「家族の絆」でしょうか。ドラマを通して伝えられる大きなテーマは「苦境に立ち向かう勇気」とも言えるかもしれません。
主人公の暢子は早くに父を亡くし、幼い頃から苦労を重ね、家庭の事情や兄の問題に直面しながらも前向きに生きようと努力しています。
彼女は自分の夢を追い求める、困難を乗り越えることで、視聴者に勇気と希望を与えています。

一方、「ちゅらさん」では「命の尊さ」という大きなテーマが描かれています。
主人公の恵理は病気で亡くなる少年・和也との運命的な出会いを通じて、生命の尊さや幸せの追求を深く考えるようになります。
彼女はこの物語を通じて、視聴者に命の大切さや家族の絆について考えさせてくれます。

朝ドラでは、物語の根底にある大きなテーマに気づけるか気づけないかで楽しみや感動が違ってきます。物語のテーマに沿ったキャラクターの成長や家族愛なども重要な要素で、視聴者が物語に引き込まれることになります。

5. 主題歌やキャラクターグッズなどの演出の効果

朝ドラでは、主題歌やキャラクターグッズなどの演出が重要な役割を果たしています。これらの要素は、作品への関心を高めるだけでなく、感情移入やストーリーへの没入感を深める効果もあります。

主題歌の役割

朝ドラの主題歌は、作品の印象を強めるために重要な要素となります。
音楽の選曲は、作品の世界観やテーマ性を引き立てる役割を果たします。
主題歌は視聴者の心に響き、作品への愛着を深める力があります。

コラボレーションの魅力

朝ドラの舞台となった地域ではコンセプトに合わせた商品や、作中のロケ地となった観光地との連携などがあります。これにより、作品の世界観を視聴者に身近に感じさせ、さらなる関心を引き付けることができるのです。

主題歌には作品の世界観を広げる大きな役割があります。物語の魅力やキャラクターの魅力を引き立てます。朝ドラのファンにとっては大きな楽しみとなっています。

まとめ

朝ドラ「ちむどんどん」と「ちゅらさん」は、沖縄という魅力的な舞台設定と、それぞれ異なる主人公の人となりや主人公の目指す姿や成長を通して、視聴者に様々な気づきと感動を与えてきました。
サブキャラクターたちの個性的な存在も物語の彩りを添え、根底にある大きなテーマが描かれています。
さらに、主題歌は、視聴者と作品の絆を深め、作品の魅力を一層引き立てています。
このように、沖縄の魅力と共にヒロインたちの成長を見守る中で、視聴者は心が温かくなる体験を得られるのが朝ドラの醍醐味といえるでしょう。

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まりん
まりん
会社員 2児のママ
家族構成:夫と男の子と女の子の双子の4人家族
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2023年に一家で移住。 子育てや日常生活、お気に入りのものや暮らしの工夫などを紹介するライフスタイルブログです。日々の小さな喜びや発見を共有し、読者の皆さんと一緒に成長していけたらと思います。よろしくお願いいたします。
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