日々のこと

災害時の子どもの守り方

まりん
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私が住む九州北部も例年より遅いものの梅雨に入りました。
長崎は40年ほど前に長崎大水害に遭ったといいます。
私が行き来している道も当時大水にのまれて、泳いで避難した人もいると聞きました。

我が家は斜面地にあり、災害危険区域から少しそれてはいますが、近くに川があり、ちょっと心配だったりします。

私は阪神淡路大震災で親に守られて生きることができました。
当時は乳児だったため、記憶にはありませんが、親が命をかけて守ってくれた命を大事にしないといけないと養父母にことあるごとに言われて育ちました。
東日本大震災で交通がマヒして、養父の最期に間に合わず、地震というと心と体が反応してしまい、しばらく立ち直ることができませんでした。

これから梅雨の大雨、台風、地震も時々起こっています。
子を持つ親としては子どもを連れて避難するという心配は常に付きまといます。

きょうは子どもをどう守っていくのか、一緒に考えてみましょう。

子どもを守るには「大人が無事」であること

子どもを守るためには「親が無事であること」が大切です。
私は地震のことしかお話しできないのですが、地震が起きると自分の体を支えることで一生懸命です。

地震が起きると同じ部屋にいるのに子どもを抱え込むことすらできなかった、大きな揺れに転がされて泣いている子どもを見ながら這いつくばることしかできなかったという話も聞きます。

地震体験車で震度7の体験をしたことがあります。
子どものために頑張ろうと思っても、揺れが収まるまで震度7クラスの地震では、ほとんど何もできない」ということがわかりました。

ただ、地震が来る前にはスマホなどに緊急地震速報が届きます。
揺れが来るまでの間に調理台の火を消したり、子どもを抱きかかえてテーブルの下に入ることは可能です。

揺れで家具が倒れてきたり、照明器具が落ちてきたりする危険のない場所に避難したら、子どもと向かい合わせになって、子どもの頭を大人のお腹で守るように抱え込みましょう。

このときに忘れていけないのは大人も自分の身を守ることです。
別のへやに子どもがいる場合もまずは自分の安全を確保することを考えましょう。

突然被災した時のために、日ごろから子どもと一緒に身を守る練習をしておきましょう。家にいるからといって、いつも子どもと一緒にいるとは限りません。 

揺れたとき、はぐれたとき、どうしたらいいのかを遊びの中で練習しています。

我が家は各部屋にクッションや座布団があります。
テーブルはリビングしかないので、子どもたちはクッションや座布団で頭を守りながら、部屋にある押し入れに隠れています。

とにかく大人が無事でいて、地震が落ち着いたら子どもに声をかけて一緒に避難します。
パパやママの声が聞こえると子どもも落ち着くものです。
パパやママがいなくても必ずふたりを迎えに来るから泣かないで、いつものように避難するように子どもには話しています。

外出先での被災

外出先で被災するということもあります。
東日本大震災の時のように、外で被災するということもあります。
交通機関がマヒしたため、人の波にぞろぞろとついていくしかなく、その中で「デパートで地震に遭い、避難する中で子どもとはぐれてしまった」と泣いているお母さんがいました。申し訳ないことに皆自分のことで精一杯で、何もできませんでした。

外出先での災害では子どもとはぐれないようにすることが第一です。
これは子どもと一緒に非難するときの大前提です。
私だったらパニックになるだろうなと思います。

万ー、子どもとはぐれてしまった場合にも、安全を確保できるような備えは必要だと思います。
我が家は子どもたちが持ち歩くリュックの中に、名前や年齢、連絡先、アレルギーの有無などを書いたカード、母子手帳のコピー、健康保険証のコビーなどを入れています。
また、子どもが少しでも落ち着けるように好きなお菓子を入れたりもしています。

また、はぐれてしまった家族を探すとき、家族写真があると便利です。スマホに写真を入れておきましょう。

避難の際はがれきやガラスの破片などが道に落ちています。小さな子どもが歩いての避難はとても危険です。また、避難の際は皆急いでいて、人並みにもまれてはぐれることもあります。歩ける子どもでも小さな子どもは抱っこして非難する方が安全かもしれません。
その際も靴は必ず履かせるようにしましょう。
よくやってしまいがちなのがベビーカーでの避難です。
地震のがれきの中ではベビーカーは動かず、大雨時の冠水では危険です。 
ベビーカーで外出した際には、抱っこ紐を持参して、いざとなったら抱っこして避難しましょう。

ABOUT ME
まりん
まりん
会社員 2児のママ
家族構成:夫と男の子と女の子の双子の4人家族
趣味:読書 アウトドア活動 料理
2023年に一家で移住。 子育てや日常生活、お気に入りのものや暮らしの工夫などを紹介するライフスタイルブログです。日々の小さな喜びや発見を共有し、読者の皆さんと一緒に成長していけたらと思います。よろしくお願いいたします。
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