移住の悩みと苦労
多くの人が移住を考えたとき、不安になったり、悩んだりします。また、いろいろな苦労することもあります。
移住後の生活をどうするのか。仕事や医療、教育、学校や保育園・幼稚園など生活の基盤を整える上での問題や心配事は、人それぞれ違います。
ここでは、移住前の悩みや苦労について、実際の体験をお話しします。
移住前の悩みと苦労とは
移住を検討するにあたり、私たちが直面した悩みや苦労は以下のようなことです。
▲住まいの確保
移住する場所での住まいの確保は、最大の課題の一つでした。
移住相談窓口で、個別のニーズに対応するサポートを行っている自治体も多いのですが、それでも土地勘のない中での住居探しは容易ではありません。
ペットを飼う人や一戸建てを建てようと考える人々は、さらに様々な要因が絡み合い、住まい探しの苦労が生じます。
私たちは不動産会社を通じて空き家を借りることにしたのですが、将来的にはここを購入してリフォームしたいと考えています。
自治体によっては、決められた期間居住すると家がもらえるなどの支援があるところもあります。
移住前に住みたい自治体へ住まいに関する支援について相談されることをおすすめします。 条件を満たして支援を得ることができれば、移住される方のための住宅に入居できる場合もあります。
家賃は生活費の中で大きな割合を占めるものですので、ありがたく支援を受けることも検討してみてはいかがでしょうか。
▲仕事・就業
移住先での生活を安定させるためには、仕事を見つけることが不可欠です。
我が家の場合、移住前と比べて世帯収入が少なくなりました。これは私がこちらに来て再就職をしたものの前職より収入が減ったことが理由です。
移住仲間の話によると、都市部から地方に移住した場合、収入の低下というのはよくあることなのだそうです。都市部と地方では物価も違いますし、給与が低くなる場合もあります。
職場環境も変わりますから、慣れるまではストレスを感じることも。
情報収集や慎重に検討をしながら新たな職場を見つけるということは、本当に大きなエネルギーが必要です。
▲家族との話し合い
移住は家族の合意が必要です。特に私たちのように子供がいる家族にとっては、移住先での生活環境や将来の見通しに対する話し合いが重要になります。移住に対する不安を解消するためには、時間と理解の積み重ね、綿密な計画が必要となります。
実際の体験から
▲地元のサポートと助け合い
先輩移住者や地元の方々からの温かいサポートは、移住の際に大きな支えとなります。 先輩移住者の家に居候したり、地元の農家での仕事を通じて生活の基盤を築く人々もいます。
また、移住先の魅力を伝える努力が家族や周囲の理解を得る上で重要であったりもします。
▲情報収集の重要性
移住前には、地元の情報収集が欠かせません。
土地勘のない中での生活や仕事探しは困難を伴うため、事前の自治体への相談、インターネットや地域の人々からの情報収集が不可欠です。
地域との交流を深めることで、移住後の生活をスムーズにすることができます。 自治体によってはお試し移住の補助金を出しているところもありますし、お試し用の住宅を提供しているところもあります。
私たちは、本格的に移住する前に何度も短期のお試し移住を繰り返し、仕事や住むところを決めていきました。
仕事の方は、私は退職することになったものの、幸い主人の仕事は転勤ということになり、こちらの支店に異動することになったため、転職はせずに何とか経済的に安定できることになり、ひとまず安心しました。
情報収集とサポートが鍵
移住を成功させるためには、様々な悩みや苦労に立ち向かう必要があります。
しかし、自治体への相談、先輩移住者や地元のサポート、そして情報収集などの努力によって、多くの人々が移住を成功させています。
ただ、注意してほしいのは、支援には必ず条件があるということ、そして自治体ごとに支援が異なるので確認が必要ということです。
実際私は条件を満たさなかったため、アドバイスはいただくことはできましたが、支援金の申請はしていません。
でも、正しい情報を持っている自治体のアドバイスは的確ですから、相談だけでも十分ありがたいと思いました。
移住を考える際には、十分な準備と周囲の支えを活用し、新たな生活への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。