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長崎坂の街で、地元民が語る”坂”ネタ!

まりん
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長崎は坂の多い街として知られていますが、そんな坂に暮らす人々の生活はどのようなものなのでしょうか。坂と共生する地元の人々の日々の暮らしぶりや、長崎の坂にまつわるユニークな話題をご紹介します。
坂の街・長崎の魅力と思わず笑ってしまうような面白い話題もお楽しみください。

1. 坂の街、長崎の地形と歴史

長崎は独特の地形で、急な坂が多く存在するため、「世界新三大夜景」にも選ばれるほど美しい夜景を楽しむことができます。
全国的にも珍しい山に囲まれたすり鉢状の地形を持ち、市街地が山に広がるまちとして知られています。

高低差のある斜面市街地は、長崎市全体の43%を占めており、他の「坂の街」として有名な小樽や函館、尾道の割合を上回っています。
特にグラバー園の周辺は急な坂道が多く、地域住民や観光客の利便性を考慮して斜行エレベーターが設置されています。この斜行エレベーターは、グラバースカイロードと呼ばれ、全国で初めて作られた公道としても知られています。

長崎には観光名所や住宅地だけでなく、街中にもさまざまな坂があります。
その中でもオランダ坂や地獄坂といった急な坂道は特に注目されています。オランダ坂は傾斜角13.1度の坂で、普段の生活道路でもあります。
一方、地獄坂は平均勾配が24%と非常に急で、以前は軽自動車でも登るのも難しかったそうですが、現代は車の性能が上がり、軽自動車でもこのような急坂を登れるようになっています。
また、長崎のバスの運転技術は日本一と言われ、大型バスでありながら、狭い急坂を走り抜けることができます。長崎人にとってはそれが当たり前のことなのですが、他所から来られた方にとってはかなり怖いと思うところもあるようです。

長崎の坂はそれぞれにユニークな名前や由来があり、地元住民にとっては日常的な風景ですが、訪れる人にとっては驚きの連続でしょう。
運転する際には坂道や急勾配に注意しなければなりません。特に、離合や下り坂での交通トラブルを避けるためには、地元の交通ルールを守ることが非常に重要です。
坂道に苔が生えているところもあり、慣れない方がスピードを出したりすると雨の日はスリップをしたりして危ないのです。

長崎の地形や歴史はこの坂の街の特徴を形作ってきました。
長崎は江戸時代には外国との窓口として栄え、幕末には維新志士の集まる場所となりました。
また、長崎には戦時中には原爆の被害を受けた歴史もあります。
長崎には観光名所だけでなく、歴史的な所や名跡も多く存在します。

そこには必ずといっていいほど長崎の坂があります。長崎を訪れる際には、観光名所だけでなく、坂道を散策してみることもおすすめです。

2. ヘイフリ坂の散歩と猫スポット

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長崎の街を散策する際、ヘイフリ坂は必見のスポットです。
坂を歩いていると、可愛らしい猫たちに出会うこともあります。ここでは、ヘイフリ坂の散歩と猫スポットについてご紹介します。

まずはヘイフリ坂

ヘイフリ坂は長崎市内にある坂道の一つです。
この坂は諏訪神社の鳥居に使う石材を降ろす際に、御幣を振って人夫たちを鼓舞したことが由来と言われています。御幣とは、神社で使われる神聖な幣(絹で作られたもの)のことです。

ヘイフリ坂の散策

ヘイフリ坂を歩いていると、途中に東本願寺というお寺があります。
ここには原爆で亡くなった身元の分からない1万人以上の人々のお骨が納められていると言われています。坂を登り切ると、周囲は墓地となっており、振り返れば美しい景色が広がっています。

猫スポット

坂道を散策していると、可愛らしい猫たちに出会うことがあります。
特に近くの公園にいる猫は人懐っこく、スリスリしてくることもあります。坂を歩きながら猫たちと触れ合うことができるので、猫好きにはたまらないスポットと言えるでしょう。

ヘイフリ坂の散策と猫スポットは、長崎の魅力を堪能するための絶好の場所です。
坂道の美しい景色と可愛らしい猫たちに癒されながら、まったりとした時間を過ごしてみてください。

3. 階段街でキツい坂道に挑戦

長崎は坂の多い街として知られており、特に階段を使って坂道を登る地域も多くあります。ここでは、そのような階段街での坂道体験を紹介します。

厳しい登り下り

長崎には多くの坂道が存在し、その中でも特に階段が多い地域では、400段ほどを登るというところも。我が家もかなりの高台にあり、360段の階段を登ります。
この階段を登って行き来するのは高齢者には至難の業で、最近高台の家を手放し、平地へ降りる方も増えてきました。

長崎の階段や坂道を登り下りするということは、足腰への負担が大きいということです。特に下りの場合、膝や腰に負担がかかるため注意が必要です。
また、階段の段差が大きい場合もありますので、足元には十分な注意が必要です。
観光の際は歩きやすいスニーカーなどをお勧めします。

景色の鑑賞

一方で、階段街でのキツい坂道を登ることで、素晴らしい景色を見ることができます。登った先には、長崎の街並みや海が一望できる絶景が待っています。
また、階段街そのものも風情があり、歴史的な建物や情緒あふれる風景が楽しめます。

長崎の坂道はチャレンジする価値あり

キツい坂道は決して楽ではありませんが、その分、達成感や充実感を得ることができます。また、運動不足の解消や健康増進にも良い影響を与えるかもしれません。

階段街でのキツい坂道に挑戦する際には、適切な服装や靴、体力管理が必要です。
また、十分な休憩や水分補給を心がけてください。
挑戦の前に地図や情報を確認し、安全に楽しむことが大切です。

長崎の階段街でのキツい坂道に挑戦することで、新たな一面を見ることができるかもしれません。ぜひ、長崎の坂道散策を楽しんでください。

4. 面白い坂の名前とその由来

長崎には、その名前からして面白い坂がたくさん存在します。それぞれの坂の名前には、興味深い由来があります。

長崎「坂」ストーリー

いくつか有名な坂をご紹介しましょう。

ケンカ坂(大音寺坂)

ケンカ坂は、長崎の中でも時代劇に出てきそうな雰囲気が漂う坂です。
正式名称は天満坂ですが、ケンカ坂と呼ばれるようになったのは、ここが長崎版忠臣蔵の発端となった場所だからです。

ヘイフリ坂

ヘイフリ坂も、長崎に複数存在する同名の坂の一つです。
この坂は、寺町というお寺が立ち並ぶエリアにあり、両サイドが墓地となっています。坂を上ると、素晴らしい眺望が広がります。

ピントコ坂

ピントコ坂は、坂のスタート地点までしばらく細い坂道を登らないと辿り着くことができない坂です。長崎のゴルフの父、何旻徳(カ・ピントク)の名前が由来となっています。この坂は非常にハードで、傾斜が急であるため、坂道を登ること自体がチャレンジになります。

プール坂

プール坂は、かつてこの坂の上に小学校のプールがあったことから名付けられました。子供たちがプールに行くためにこの坂を登ったのが由来です。現在は取り壊され、学校もなくなりましたが、「プール坂」だけが残っています。

オランダ坂

オランダ坂は、昔この地域に存在した遊郭にちなんで名付けられました。当時の面影を感じさせる石畳の道が特徴です。また、この坂には名前のインパクトがある手書きの看板が立っており、面白さも兼ね備えています。

きゃあまぐる坂(変電所の坂)

きゃあまぐる坂は、急な斜度が特徴で、ジャンプ台並みの傾斜がある坂道です。
この急坂は、福山雅治さんがその厳しさを「きゃあまぐる」と表現し、名付けられました。実際に歩いてみると、その傾斜に驚かされます。

5. 坂に暮らす人々の生活風景

坂で暮らす人々の日常は、他の地域とは少し異なっています。
長崎の坂道はきつく、車で乗り入れることができないため、ほとんどが徒歩や自転車で移動する必要があります。そのため、坂での生活は身体的にも大変なものですが、地元の人々にとっては日常の一部となっています。

坂を上る人々の努力

坂で働く人々は、常に体力を使っています。例えば、郵便屋さん、宅配業者の方は両肩に大量の荷物を担いで、階段を上がり降りして配達をしています。
このような事業者さんの努力のおかげで高台の私たちの生活は成り立っています。

坂での交通手段

坂道の多い長崎では、徒歩やバイクが細い坂道の主な交通手段となっています。
車での通行が困難なため、長崎の人々は歩行やバイクを活用して移動しています。
特にバイクは、坂道を上り下りするのに適しているため、多くの人々が利用しています。

坂にある文化財

坂道の多い長崎では、山の斜面に洋館など文化財が残されています。
本来ならもうとうになくなっていたであろうこの文化財が残っているのは、斜面地だったからだと言われています。
坂道の多い地域だったため、平地と比べ開発が進まなかったためと言われています。
坂道のまちも捨てたものではありません。

まとめ

長崎は坂の多い街として知られ、急勾配の坂道が街の魅力の一つとなっています。
坂が織りなす独特の地形と歴史、そして坂に暮らす人々の生活スタイルは、長崎ならではの魅力を生み出しています。
ヘイフリ坂の散歩やきつい坂段への挑戦、そして面白い坂名の由来など、長崎の坂にはさまざまな魅力が詰まっています。
訪れる人々に驚きと発見をもたらす長崎の坂は、この街の個性と魅力を表すものと言えるでしょう。ぜひ、長崎の坂を散策し、その独特の風景や文化に触れてみてください。

よくある質問

長崎の坂道の特徴は何ですか?

長崎は独特の地形を持ち、急な坂が多く存在するため、「世界新三大夜景」に選ばれるほど美しい夜景を楽しめます。
長崎市全体の43%が斜面市街地で占められ、他の「坂の街」を上回る割合となっています。グラバー園周辺には急な坂道が多く、斜行エレベーターが設置されています。

ヘイフリ坂にはどのような特徴があるのですか?

ヘイフリ坂は長崎市内の坂道の一つで、石材を運ぶ際に御幣を振って人夫たちを鼓舞したことが由来となっています。この坂を登ると、東本願寺に辿り着き、周囲は墓地となっており、美しい景色が広がります。また、坂道に沿って可愛らしい猫たちに出会えることも魅力の一つです。

長崎の階段街の坂道は難易度が高いのですか?

長崎には階段を使って登る坂道も多く存在し、慣れない方にとってなかなか厳しいかもしれません。
長崎は階段も多く、急な傾斜の上に建物がある場合も多いです。
登り降りには足腰への負担が大きいので、坂道に挑戦する場合には十分な注意が必要です。一方で、登頂後には長崎の素晴らしい景色を堪能できます。

長崎の坂道にはユニークな名前があるのですか?

長崎の坂道には、ケンカ坂、ヘイフリ坂、ピントコ坂、プール坂、オランダ坂、きゃあまぐる坂など、おもしろい名前が付けられています。それぞれの坂にはユニークな由来があり、長崎の歴史や文化を感じることができます。

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まりん
まりん
会社員 2児のママ
家族構成:夫と男の子と女の子の双子の4人家族
趣味:読書 アウトドア活動 料理
2023年に一家で移住。 子育てや日常生活、お気に入りのものや暮らしの工夫などを紹介するライフスタイルブログです。日々の小さな喜びや発見を共有し、読者の皆さんと一緒に成長していけたらと思います。よろしくお願いいたします。
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